【解説】次世代通信5Gについて
2021.09.09
DX
5Gとは?
5Gとは、第5世代移動通信システム(5th Generation)を表します。5Gは、光や電波の周波数の変化を指す電磁スペクトルの高周波数帯で動作するという特徴があります。この特徴を活かし、5Gは、携帯電話ユーザーだけでなく、機械、物、デバイスの接続性についても向上させるメリットがあるとされ、期待されています。
5Gは、現在の標準である4G LTEのすぐあとに登場しました。4G LTEは4Gとして正式に定義されている速度には達していませんが、3Gテクノロジーと比べると大幅に改善されています。
その5Gですが、大きく以下の3つの特徴を持っています。
1.高速大容量
2.高信頼・低遅延通信
3.多数同時接続
5Gと4Gの違い
5Gが4Gと異なるのは、遅延、汎用性、速度、容量が大幅に向上しているという点です。
遅延:4Gの平均遅延時間は50ミリ秒(ms)ですが、5Gでは1 msにまで減らすことができ、平均では10 ms程度になります。これは、データが送信元から送信先に届くまでにかかる時間を意味します。遅延は、自動運転車などのテクノロジーが広く普及するうえで特に重要になります。
汎用性:4G LTEは主に、3Gよりも高速なモバイルブロードバンドサービスを提供するために設計されました。一方、5Gはモバイルブロードバンドのエクスペリエンスを強化するだけでなく、特に大規模IoTの分野において、新しいサービスを提供することを目的としています。簡単に言えば、5Gが確実に実現するものは、以前のネットワークが実現してきたものよりも汎用性に優れ、広範囲なものになるでしょう。
まとめ
今回は、5Gの詳しい概要と4Gとの比較について解説致しました。
これで5Gの基本情報は抑えることができましたね。