【解説】DX(デジタルトランスフォーメーション)とわ - DXファーストステップ

【解説】DX(デジタルトランスフォーメーション)とわ

2021.06.07

DX

DXについて

DXとは、デジタルトランスフォーメーション(Digitial Tranceformation)の略称です。

そしてこれは産業構造を変化させることを意味します。

このDXはスウェーデンの大学教授であるエリック・ストルターマンが提唱した概念です。

エリック氏によると、デジタルトランスフォーメーションは、「ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」と定義しています。

この定義を簡略化すると「企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を技本的に変えること」です。

DXの歴史

 分かりやく、音楽を例にDXを解釈すると、かつてはレコード販売や生演奏のみだった音楽ビジネスですが、

デジタル技術の革新によりCDやMDコンポといった物販が主流になり、ビジネスの一部がデジタル化しました。

このことを、「デジタイゼーション」と言います。

その後スマート賦存やネット回線の革新でダウンロード販売やiPodなどが主流になりビジネスモデル全体がデジタル化しました。

このことを「デジタライゼーション」と言います。

そして現在の音楽ビジネスは、個人の楽曲がネット上で売買されたり、

SNSやサブスクリプションサービスの利用も当たり前の時代になったりと、

社会全体で音楽のやり取りのデジタル化が進んでいます。

このことを「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と言います。

上記で述べた

・ デジタイゼーション

・ デジタライゼーション

・ トランスフォーメーション

ですが、この3つには大きな違いがあります。

まず、デジタイゼーションですがこれは単なるデジタル化に値します。

例えば紙ベースで管理していた帳票などをデータベース化したり、

人の手作業で行われていたコピーアンドペーストをRPA(Robotic Process Automation)にすることなどが挙げられます。

つまり、デジタル技術を活用することにより業務のビジネスプロセスをデジタル化し、業務効率やコスト削減を目指すものです。

次にデジタライゼーションとは、デジタル技術を活用することで

業務のビジネスモデルを変革することで新たな事業価値や顧客体験を生み出すことです。

例えば自動車を物理的に所有するというビジネスモデルから

カーシェアリングという物理的には所有しないが実行を利用する権利を複数ユーザーと共有するビジネスモデルへ、

レンタルビデオ店でDVDを貸し出すというビジネスモデルから、ストリーミングサービスで動画を視聴するという

ビジネスモデルへの変革などが挙げられます。

そして最後にデジタルトランスフォーメーションとは、デジタルにより産業構造を変化させていくことです。

例えば、Uber Eatsは、お店に行くのではなく、

デリバリーにより自宅で気軽に食事が楽しめるスタイルをデジタルによって可能にしました。

まとめ

上記の3つの違いは歴史とともに変化していますが、世界的に見て日本のDX化は遅れているとされています。

急速に進むデジタル社会でいち早くDXを企業に取り込んでみては如何でしょうか。